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胸部CT検診

当院では、”胸部CT検診” を受けて頂くことができます。

主な目的は、肺がんの早期発見になります。多くの肺がん患者さんを診療してきましたが、健康診断で発見された例と、自覚症状が出てから診断に至った例では、肺がんの進行(病期:ステージ)に違いを感じます。つまり、疼痛が出る、喀血する、息が苦しいなどの自覚症状が出てから検査を受け、診断に至った場合は、やはり進行していることが多いです。逆に言うと、ある程度進行しないと、自覚症状が出ないということです。

一般的な肺がん検診はレントゲンでの評価になりますが、より早期に、より詳細に、診断しようと思うと、CTが必要になります。またCTでは、肺がんだけではなく、COPD(慢性閉塞性肺疾患)慢性肺感染症(肺結核症、非結核性抗酸菌症、肺真菌症、気管支拡張症)間質性肺炎などの早期発見やその評価も同時に行うことができます。

CTのデメリットとしましては、やはり放射線被ばくになります。当院では最新のマルチスライスCTを導入していますので、高画質を保ったまま、被ばく線量も大幅に低減し(最大75%減)、安全面にも配慮された検査となっています。

一般的にCT検診では、後日結果郵送の形をとることが多いと思いますが、結果を見てもわからないことも多いのではないでしょうか。当院では、検査同日に、肺がんやその他の疾患の有無を、一緒に画像を見ながら、専門医から説明させていただきます。

費用に関しては、撮影費・診察費・税込みで、9,000円です(自由診療となるため)。健康診断などでレントゲンで異常を指摘されている場合や、自覚症状がある場合などは保険診療になります。ご希望の方はお電話でお問い合わせ下さい。