「1. お知らせ」カテゴリーアーカイブ

ワクチン最新情報2025

当院では引き続き発熱外来を続けており、感染症の診療にあたっています。現在コロナウイルス感染症が流行していますが、早くもインフルエンザ感染症が重なって流行してきており、津市内でも学級閉鎖になっているところもあるそうです。なお、マイコプラズマ肺炎や百日咳も発生し、診断や治療も複雑化しており、特に肺炎の見落としは避けたいところです(2025.9.16時点)。

さてワクチンですが、当院での接種の方針は、下記の要項の通りになります。接種をご希望の場合は電話にてご予約下さい。インフルエンザワクチン、コロンワクチンとも10月より接種を開始しています。

インフルエンザワクチン 接種要項

●接種対象者:高校生以上、原則1回接種
●日時:通常の診療時間帯 平日 午前/午後
●費用:3,500 円
(助成のある方は、自治体により費用が異なります)

初診の方でも(かかりつけではなくとも)、予約可能です。

コロナワクチン 接種要項

●接種対象者:65歳以上、基礎疾患のある60~64歳
●ワクチン:コミナティ(ファイザー社製)のみ
●日時:通常の診療時間帯 平日 午前/午後
●対象者費用:4,600円
(対象外の方は任意接種、全額自己負担15,000円となります)

うれしいこと

おかげさまで7周年を迎えました。最近、嬉しいことがありました。中学時代の担任の先生が受診してくれました。やや引っ込み思案であった私を前へ出るようにと指南してくれた、まさしく恩師です。

「まさひろ、これもお前やっとけー」

なにもかも私に振ってきた記憶があり、当時はさせられているという認識でしかありませんでした。そう、YESしかないわけ。30年ぶりにお会いしたとおもったら「こいつはなんでも引き受けてくれた、冷静に」と言い放ち、捉えようだなと思いました。先生は覚えてないでしょうが、思春期ですからね、一度みんなの前で号泣してブチ切れたことがあります。

誰しもが誰かから教育を受けるのであって、そういう先生やコーチに巡りあえるのならば、どこかフィットするならば、いいですよね。

私にはそういう人に影響を与えられるようなスケールの仕事はできませんが、ただひたすらに治療する、日常生活を送ってもらうことを目標に、社会に皆さまそれぞれの貢献をしてもらえますように。

新年のご挨拶2025

新年あけましておめでとうございます。

元日は家族で郡上八幡の岸剱神社に初詣に行ってきました。空気が澄んでとても清々しい、新年らしい一日を過ごせました。

さて、本日2日から診療所に出てきています。さっそく、2025年の名簿や各種台帳などの刷新作業に追われています。診療所の今年のテーマは昨年同様に「役割認識」にします。昨年は組織変動により達成できなかった部分も多く、体制の見直しを図りたいと思います。

1月6日(月)から通常診療を開始します。それでは、本年もよろしくお願いします。

肺炎

肺炎が大流行しています。当院においても、毎日5ー10例の新規の肺炎が発生しており(2024年10月時点)、このような状況はこれまで経験したことがありません。

主にマイコプラズマ肺炎と思われます。”思われます”というのは、実はマイコプラズマ肺炎は、意外と確定診断が難しい疾患だからです。コロナ感染症やインフルエンザ感染症のような迅速診断キットも存在しますが、偽陰性の問題点があり、かつキットも入手困難であることから、診療していくうえで必須とは考えていません。つまり迅速診断キットでマイコプラズマか否かを調べ、肺炎と診断していくのではなく、レントゲンや必要に応じてCTを撮影することで、まず肺炎が本当に存在するのかどうかを調べることが重要です。

ちょうど今年ガイドラインの改定があり、日本呼吸器学会から、『成人肺炎診療ガイドライン2024』が発刊されたばかりです。これに従った診療をしますが、肺炎は①ウイルス性、②誤嚥性、③市中、④医療・介護関連、⑤院内、⑥人工呼吸器関連に分類されました。特に③市中肺炎において、細菌性肺炎とマイコプラズマ肺炎の鑑別についての記載があります。ここでは以下の6項目から4項目以上であれば、マイコプラズマ肺炎が疑われるとなっています。

①年齢60歳未満
②基礎疾患がない、あるいは軽微
③頑固な咳がある
④胸部聴診上所見が乏しい
⑤迅速診断で原因菌が証明されない(マイコプラズマ以外の)
⑥末梢血白血球数が10,000/μl未満

もちろんスコアが低くてもマイコプラズマ肺炎のこともありますし、混合感染することもあり、そもそもどちらかを決めつけて診療するわけではありませんので、あくまで目安ではあります。またここでCT所見についても触れられており、かなり専門的ですが、①気管支血管周囲間質肥厚、②小葉中心性粒状影、③すりガラス影の3つが特徴的とされます。簡単に言いますと、”ツブツブが多い”とマイコプラズマ肺炎を疑い、”ベタっとしている”と細菌性肺炎を疑います。こちらも目安にはなりますね。

さて鑑別について述べてきましたが、実際の診療では、流行を問わず、細菌性肺炎とマイコプラズマ肺炎の双方を念頭に置き、どちらにも効くように抗生剤を選択していきます。キノロン系抗生剤やマクロライド系抗生剤を主に使用しますが、ほとんどのケースで軽快します。しかし、進行してからの来院、重篤な基礎疾患がある、呼吸状態・全身状態が悪いなど、入院になることもあります。

今後コロナ感染症やインフルエンザ感染症の流行が重なる可能性もあり、また咳喘息などアレルギー疾患が多い季節でもあり、適切な診断、治療を心がけたいと思います。

ワクチン最新情報2024

当院では引き続き発熱外来をしています。新型コロナウイルス感染症に関しては、お盆の頃に流行して以降ひと段落しています。現在マイコプラズマ肺炎が大流行していますが、インフルエンザウイルス感染症も流行を迎えつつあり、学級/学校閉鎖が相次いでいます(2024.11.30現在)。

当院の各ワクチン接種の方針は、下記の要項の通りになります。接種をご希望の場合は電話にてご予約下さい。コロナワクチン、インフルエンザワクチンとも予約受付中です。

インフルエンザワクチン 接種要項

●接種対象者:高校生以上、原則1回接種
●日時:通常の診療時間帯 平日 午前/午後
●費用:3,500 円
(助成のある方は、自治体により費用が異なります)

初診の方でも(かかりつけではなくとも)、予約可能です。

コロナワクチン 接種要項

●接種対象者:65歳以上、基礎疾患のある60~64歳
●ワクチン:ファイザー社製のみ
●日時:通常の診療時間帯 平日 午前/午後
●対象者費用:2,100円
(対象外の方は任意接種、全額自己負担15,000円となります)

栄養指導休止のお知らせ

管理栄養士の休職に伴い、栄養指導(ダイエット外来を含む)を休止させていただきます。期間は2024年2月から約1年間の予定です。それに伴い、第3診察室(栄養指導室)が空きますので、看護師による療養指導や、健康運動指導士による運動療法などを充実させたいと思います。栄養指導は糖尿病をはじめとした生活習慣病において、病態の根本的な部分、つまり診療の重要な部分を担っており、昨今、存在感を強めています。これを楽しみに来院していただいている方もみえ、物足りないような寂しさを感じられるかもしれません。患者の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご容赦いただきますようお願い申し上げます。

新年のご挨拶2024

新年あけましておめでとうございます。

年末年始も、毎日診療所にいます。おうちにいるようなものです。震災の報道を見ていますと、当たり前のことが幸せで、私たちには何ができるのだろうと考えたりします。

さて、2023年はスタッフが4人増えました。ようやく人手不足が解消されます。2022年は協調性、2023年はCOVERをテーマに頑張ってきましたが、不足する人員や膨大な仕事量、つまりコロナの影響が色濃いものでした。

2024年のテーマは「役割認識」にしようかと考え中です。仕事に対する責任感、個人の成長を期待しつつ、組織的な行動能力を向上する。前を向いて、先手先手。当たり前のように日々を過ごしてもらえますように願いを込めて。

1月9日(火)から通常診療を開始します。それでは、本年もよろしくお願いします。

ワクチン最新情報2023

現在、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザウイルス感染症が同時流行しています。特にインフルエンザは夏季にもかかわらず流行しています。

当院の各ワクチン接種の方針は、下記の要項の通りになります。接種をご希望の場合は電話にてご予約下さい。コロナワクチン、インフルエンザワクチンとも予約受付中です。

また何度もお伝えしてきましたが、あくまでもワクチン、予防接種ですので、効果と副作用や職種などによる必要性とのバランスが重要です。持続する高熱や強い倦怠感、血栓症や間質性肺炎など、無理して打つ必要がない、むしろ打ってはいけない場合もありますので、ご注意下さい(2023.10.24 更新)。

コロナワクチン 接種要項

●ワクチン:ファイザー社製ワクチン
●日時:木曜日 午後
●日程:9月28日()、10月12日()、10月19日()
11月2日()、11月16日()、12月7日()、最終12月14日(わずか)
●体調不良以外は、原則キャンセル不可 (廃棄となるため)
●接種後15分を目安に、院内で経過観察する

初診の方でも(かかりつけではなくとも)、予約可能です。

インフルエンザワクチン 接種要項

●接種対象者:高校生以上、原則1回接種
●日時:通常の診療時間帯 平日 午前/午後
●日程:10月2日開始 以降連日()
●費用:3,500 円(助成のある方は、自治体により費用が異なります)
●コロナワクチンとの同時接種を可能とする。

初診の方でも(かかりつけではなくとも)、予約可能です。

子供たちがスポーツに親しむ場所を提供すること

この度、U15 CLUB BASKETBALL TEAMである「津ジュニア GOLDEN OWLS」と呼春の森診療所で ”パートナーシップ協定” を締結させていただきました。

現在、中学校部活動でバスケットをするのか、地域クラブチームでバスケットをするのか、子供たちが選択を迫られているのをご存じでしょうか。私も学校産業医をしており、教員の過重労働を管理する立場ですが、部活動による時間外労働の割合も大きく、社会問題になっています。中学校部活動は縮小、地域連携、地域クラブチーム移行の方向で進んでおり、現在、過渡期にあります。時に子供たちに、酷なことも起こります。

「子供たちがスポーツに親しむ場所を提供すること」これに尽きると思うのですが、津市や近隣地域において、それを中心になって担ってくれているチームです。

私たちの子供たちもバスケットをしています。私たちも学生時代よりバスケットが好きになりました。「津ジュニア GOLDEN OWLS」の社会貢献に賛同し、永く支援してまいりたいと思います。

医療法人MinaTo
おおにし呼吸器・糖尿病内科 呼春の森診療所
理事長 大西 真裕

開院5周年

うまくいかないこともあります。それでも、おかげさまで本日5周年を迎えました。思い出すと、開院は今日と同じ荒れた春の雨でした。もっとたくさんの人に接しないといけないと大学病院を飛び出しました。難しい言葉は使っていないでしょうか。難しい顔もしていないでしょうか。専門性の高い診療内容を、より易しくお伝えすることができているでしょうか。スタッフの個性を大切にしながら、組織全体でもあたたかい診療を提供できているでしょうか。開院時の自分の言葉です。5年間、毎日頑張ってくれたスピーカーは壊れ、買い換えました。学生時代よりバスケットが好きになりました。となり、まわり、みんな一生懸命。大切なものはたくさん抱えながら、これからも頑張ろうと思います。ケーキ頼まねば…。

PINEDE津店さんに2段ケーキを作ってもらいました!スタッフにも喜んでもらえました。