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肺炎球菌ワクチン接種

新型コロナウイルス感染症の流行により、肺感染症の怖さや基礎疾患管理の大切さをご理解いただく機会になりました。さて、今回は肺炎球菌ワクチン予防接種のご案内になります。ご存じですか、肺炎球菌ワクチン。

当院では、呼吸器疾患や糖尿病を中心に診療していることから、定期通院中のほとんどの方が、いわゆる ”基礎疾患あり” に該当します。つまり、新型コロナウイルス感染症だけではなく、インフルエンザや肺炎をはじめとした感染症に罹患しやすく、また重篤化しやすくもあるため、その対策が必要となります。

手洗いやマスクなどの一般的な感染対策に加え、ワクチンによる予防が重要ですが、インフルエンザワクチンはいうまでもなく一般的になっています。一方、肺炎球菌ワクチンは聞き慣れない方もいるかもしれませんが、定期接種制度が開始されて以降、接種率が上昇しています。

さて、どちらのワクチンが優先されるべきなのでしょうか? 例えばインフルエンザが重篤化する場合、インフルエンザだけが悪さするのではなく、多くは肺炎球菌性肺炎を中心とした他の感染症を合併することにより悪化します。こういった点から、両方とも接種することが重要であるとされています。

また、肺炎球菌ワクチンは、1回の接種で約5年間効果が持続します。インフルエンザワクチンと最も異なる点です。よって、肺炎球菌ワクチンは季節を問わず、いつでも接種することができます。そもそも、定期接種の年齢に該当しなくても、基礎疾患があり、リスクの高い方は、直ちに接種すべきですので、いつでもご相談下さい。

助成に関しては、やや複雑ですので、津市 健康福祉部 健康づくり課のサイトをご参照下さい。

開院2周年

皆さまのおかげさまで、本日5月14日、開院2周年を迎えることができました。私たちはまだまだ自粛自戒ですが、世の中はそろそろ晴れてもらいたいものです。お祝いは『PINEDE』さんのおいしいケーキでした。それではスタッフ一同、心新たに頑張ります。

ご迷惑とご心配をおかけしました。

4月9日(木)の起床時に、37.5℃の発熱と咽頭痛を認めたため、お休みさせていただき、自宅に待機しました。結局、持病の扁桃炎の再燃で、翌日には解熱しました。よりによってこの時期に…。

土曜日からは誰もいない診療所に出てきて、事務仕事をしています。ぼんやりしていると、もうすぐ開院2年であることにふと気付きましたが、そういえば今回が初めての病欠でした。たった2日間休んだだけで、盆栽の葉がしおれており、何となくここにいなければならない気はしました。

新型コロナウイルス感染症が流行してよかったことなんて考える人はいないと思いますが、体調を崩した者が名乗り出ることができる社会になったらいいかもしれませんね。また、私の不在時にマスクを提供して頂いた方、それ以上に感じるものがありました。本当にありがとうございました。

情報は公開し、患者の皆さんが安全に受診していただけるよう努めます。ここで仕切り直して、明日から3年目のつもりで、また頑張ります。ご迷惑とご心配をおかけしました。

新型コロナウイルス感染症 Q&A

新型コロナウイルス感染症の流行が長く続いています。当院では当初より「発熱外来」を行ってきました。今でも質問が多く、Q&Aとして当院の現状や対応について簡単にお伝えします。①感染者、②定期通院中の患者、③スタッフを守ることが重要という考えは変わりません。いつでも誰しもが感染しうる状況であり、診療を断るという選択肢はありません。定期通院中の患者さんはとても落ち着いて対応されており、私たちにとっても励みになります。それでは以下になりますので、よろしくお願いします(2023.8.15 更新)。

厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
三重県 新型コロナウイルス感染症について
津保健所 帰国者・接触者相談センター 059-223-5184

Q1 熱があります。どうしたらいいですか?

発熱・気道症状(咳・痰・咽頭痛など)のある方は、慌てて病院に駆け込むのではなく、来院前に必ず電話連絡して下さい。定期通院患者さんを守るという点から、一般診療と時間をわけて対応させていただきます。このため、定期通院患者さんにも予約時間の変更をお願いすることがあります。誠に申し訳ございませんが、「明日は我が身」ということで、ご協力をお願い申し上げます。

Q2 抗原検査・PCR検査はしてもらえますか?

発熱・気道症状のある方にさせて頂いていますが、最近はPCR検査はあまり行わず、抗原検査が中心となっています。治療方針には大きな影響はありませんが、ご家族の感染対策など、コロナか否かをわかっておいた方が、よいこともあります。必要性はこちらで判断します。

Q3 咳が続きます。どうしたらいいですか?

咳は、感染症・アレルギー(喘息や咳ぜんそく)・その他肺疾患で起こりうる症状です。区別が難しいケースもありますが、一般に感染症では熱や色のついた痰の症状を伴うことが多いです。一方、3週間以上など咳の持続期間が長い場合は、アレルギーである可能性が高くなります。ご相談いただければ対応させていただきます。

Q4 アレルギーによる咳なのに、間違えられて困っています。

アレルギーによる咳は、冷気や煙などの刺激物、花粉などのアレルゲンにより誘発されます。また新型コロナウイルス感染症を含めた感染症でも誘発されるのがややこしい点です。その場合もできる限り治療を強化して対応したいと思います。

Q5 私の病気は基礎疾患に当てはまりますか?
Q6 糖尿病でも重症化しやすいですか?
Q7 若くても助からない人がいるのはなぜですか?
Q8 人工呼吸器や人工肺(ECMO)でよくなるのですか?

少し内容が難しくなります。厚生労働省によると、基礎疾患とは、糖尿病・慢性心不全・呼吸器疾患となっており、重症化しやすいとされています。呼吸器疾患とは、気管支喘息・COPD(慢性閉塞性肺疾患)・間質性肺炎・肺癌などの疾患が挙がり、つまり肺に予備力がない方が該当します。一方、若く基礎疾患がなくとも、ウイルスに刺激を受け、過剰な免疫反応が起こり(サイトカインストーム)、肺が障害を受け(ARDSやDAD)、助からない人も出てきます。このような状態になると良かれと思わる薬剤を投与し、肺の炎症がUターンして改善してくるのを待つ形となります。自身の呼吸だけで酸素をまかなえない場合は、酸素投与、人工呼吸器、人工肺(ECMO)を用いることとなります。これらはあくまで補助になりますので、これらにより改善するわけではありません。

Q9 これまで感染者はいましたか?
Q10 病院に行かない方がいいですか?

個人的にはこういうものは順番に巡ってくるものだと思っています。しかし幸いにも、当院においてはクラスターは発生しておらず、診療数を踏まえると、奇跡的なことなのかもしれません。一般診療と時間をわけて対応していますので、来院すること自体は危険ではありません。

Q11 テレビやネットの情報は信じていいんですか?

良い情報だけをつないで良い物語を作ること、悪い情報だけをつないで悪い物語を作ることは容易です。不安をあおるような構成の情報は、話半分でいいのではないでしょうか。本当に患者の皆さんや国民のことを考えている人を頼ればいいと思います。

Q12 診療所にはマスクを着けていくべきですか?

世間で緩和が進むことには賛成です。ただし、診療所ではできる限りマスクを着用して下さい。定期通院中の患者さんの中には、例えば風邪をひくだけでも命にかかわるような重症の方もいらっしゃいます。

Q13 オンライン診療に対応していますか?

対応しておりません。新型コロナウイルス感染症に限った話ではありませんが、呼吸器内科の診療においては、診察時のさりげない会話・酸素飽和度(SpO2)・聴診・検査・レントゲンなどによる適切な評価が必須です。呼吸を担う大切な臓器の診療です。通信システムのみによる判断では、誤診や治療の遅れが容易に予測され、リスクが増えると考えます。また患者の皆さんとの関係が希薄になっていくことも、診療していく上で不利益です。よって、当院では導入するつもりはありません。

Q14 不平不満について。

ごく一部の方からクレームを頂くことがあります。スタッフの疲弊につながりますので、ご遠慮下さい。一方、当院に定期通院中の患者さんは、とても落ち着いて対応されており、労いの言葉もかけて下さいます。外来診療を継続できるのは患者さんがエネルギーを与えてくれるからと私は日頃から思っています。

Q15 いつまで続くのでしょうか。

私達にもわかりません。何回目の波だろうとも、基本的に心がけることは変わりありませんし、一喜一憂もしません。これまで通りですが、情報に惑わされ、過度に心配する必要もないと思います。私たちは患者さんのためにできることを粛々と続けます。

皆で患者に届けよう!

2020年1月29日(水)に『皆で患者に届けよう ぜんそく診療2020』と題して、医師会の先生方やコメディカルの方に講演させていただきました。特に、自己判断での吸入薬の中止が問題になっていますので、ここでも少し触れたいと思います。

生涯の中で、いつ喘息が襲ってくるかはわかりません。20-30代と若く、特に初発の患者さんは、一生付き合っていかなければならない病気であることを、その時点で理解するのは難しいことです。人生を突っ走っている時に喘息を起こしても、当人にとってはちっぽけなことなのかもしれません。年を重ねたり、繰り返すことでようやく、向き合っていかなければならない病気であることを、学んでいくものと思います。

これらのタイミングで適切な治療を届けるのが私たちの仕事であり、治療を中断してしまった患者さんを責める必要はない。何度でも、理解していただけるまで、適切な治療や指導を提供し続けることが、私たちに求められていると思います。

ということで、私たち、先生方、スタッフ、薬局、製薬会社、そして、ご家族…。皆で患者に届けよう!

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

年始めに、福井県に行ってまいりました。
雪もなく安全な旅路で、東尋坊からの絶景も望めました。

さて、本年の目標は、組織と私たちそれぞれの短所の改善とします。
簡単な目標ではありませんが、より良い診療を提供したい一心です。

その一環として、呼吸器・糖尿病内科にそれぞれ主任事務員を選任しました。
事務員・看護師の増員を見据えた新たな体制を構築したいと思います。

1月6日(月)から診療を開始致します。
それでは、本年も宜しくお願い申し上げます。

今年一番の知らせ

新年1月末に講演*させていただくことが決定しました。私にとっては、今年一番の知らせです。演題は『皆で患者に届けよう ぜんそく診療2020』で、私が最も注力しなければならない仕事の一つと考えています。機会を与えていただいた製薬メーカー・医師会の関係者の皆さまに感謝申し上げます。そして、座長はなんと、私の兄貴分の高木健裕先生です! それでは、よろしくお願いします。

●日時 2010年1月29日(水) 19:20-20:30
●場所 ベイシスカ
●座長 高木 健裕 先生
●演者 大西 真裕
●演題 『皆で患者に届けよう ぜんそく診療2020』
●共催 アストラゼネカ株式会社、津地区医師会、久居地区医師会
●詳細 講演会案内(PDF)

*公演は医療従事者向けです。

ZTV「おしえて先生」に出演

院長・副院長・管理栄養士が、ZTVの医療情報番組「おしえて先生」に出演させていただきます。テーマは「メタボリック症候群」と「花粉症」についてです。内容としては、簡単な病気の解説となっています。一定期間にくり返し放送されるそうですが、3人とも撮影には不慣れで、お恥ずかしい限りです。質問などございましたら、受診の際にお願いします。

医学部3年生の講義

先日、三重大学医学部3年生の講義をしてきました。私からは呼吸器疾患、副院長からは糖尿病内分泌疾患、それぞれ診断学についての内容でした。4年生からは病院実習に入りますので、実際に患者さんに接するようになる前の大事な時期です。診断は治療のため、治療は患者さんのため。患者さんが何を求めているのか大事にしてほしいと強調してきたつもりです。120人以上の若いパワーに押されがち?でしたが、授業後拍手していただけました。少しは届いたのかもしれません。今後も続けていきたいものです。

嬉しい招待状

今日は嬉しい招待状が届きました。送り主は、津西高校2年生の生徒たちです。課題研究の発表会へのご案内でした。すみません、私はすっかり忘れていましたが、夏休みに生徒たちが、それぞれのテーマをもって、当院に検討しに来てくれていたのでした。あれから4ヶ月も検討を重ねた発表、晴れ舞台ですね。学会さながらのポスターセッション形式とのことで、仕上がりがすごく気になります。診療で参加できないので残念ですが、陰ながら応援したいと思います。ガンバレ。