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健診で異常を指摘されたとき

7月から特定健診やがん検診が始まっていますが、異常を指摘された場合、どうされていますでしょうか?

健診結果についてですが、異常を指摘された、つまり要精密検査や要治療に該当した場合ですが、当院で、さらなる精密検査や専門的な診療を受けて頂くことができます。

そもそも、特定健診とは、40歳以上75歳未満の被保険者全員に、メタボリック症候群糖尿病などの生活習慣病の発症を予防することを目的に発足した制度です。生活習慣病の該当者や健康を害する恐れのある予備群を減少させることが目的とされています。

特に当院では、糖尿病メタボリック症候群脂質異常症などについて、専門医による診療を受けて頂くことができます。特定健診により、生活習慣病やその予備軍に該当した場合でも、その場限りの対応ではなく、その時に適したアドバイスや、その後の管理も含めて、対応させていただきます。

また、特に肺がん検診で異常を指摘された場合は、診断や治療に急を要すこともあります。当院では、ご来院同日に、直ちに胸部CTを施行し、一緒にCT画像を見ながら、専門医から結果を説明させて頂くことができます。

肺がん検診では、肺がんだけではなく、COPD(慢性閉塞性肺疾患)慢性肺感染症(肺結核症、非結核性抗酸菌症、肺真菌症、気管支拡張症)間質性肺炎などが発見されることも多く、その評価を行うこともできます。

仮に肺がんの疑いが強まった場合など、より高度な精査を受ける必要がある場合は、責任を持って、大学病院や基幹病院などに紹介させて頂きます。

医師の見落としばかりが報道される昨今ですが、せっかく受けられた健診結果を患者さんが放置し、重篤化してしまうケースはそれ以上に経験しますので、是非よろしくお願いします。当院が “きっかけ” になれればと思います。